ニコール・キッドマンら、セレブが愛するデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンとは?

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華やかなファッション界では、夢のような美しさがひときわ目を引きますが、実はその裏でされる、膨大な資金や広告などの話が重要なのもまた事実です。そうした中、一度も広告を出さず、自己資金だけで活動するデザイナーがいます。それが、ドリス・ヴァン・ノッテン。1958年5月12日、ベルギーのアントワープに生まれたドリスは、18歳で、アントワープ王立芸術学院ファッションデザイン科に入学。後にファッション界で多大な影響を与える同期たち「アントワープの6人」と出会い、1986年にはロンドン・ファッション・ウィークでコレクションを発表しました。以来、世界のブティック400軒以上で、作品が扱われている有名デザイナーです。

そんなドリスのデザインには、「花」が多く登場します。自身が暮らすアントワープ郊外の邸宅には、一年中季節ごとに美しい花が咲いており、ドリスはそこからインスピレーションを受けるそう。また、一般的に、デザイナーが描くとされるデザイン画を、ドリスは描かないことでも有名です。まずは生地サンプルをチェックして、信頼するスタッフたちとアイデアを出し合うことからはじめるのだとか。それから、仮縫いされた100点以上のサンプルを基に、実際の形に仕上げていくといいます。

そうしたドリスが紡ぐ世界には、セレブたちも虜に。女優ニコール・キッドマン、90歳を超えたファッションアイコン、アイリス・アプフェル、ミシェル・オバマ前アメリカ大統領夫人など、セレブのドリスファンを挙げれば、錚々たる名前が次々と出てくるほど。セレブも愛する「究極の美しさ」を生み出す秘訣があったら、ぜひ知りたいと思いません?

現在、ドリスの姿を追ったドキュメンタリー映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』が公開中ですが、もしかするとこの映画を観れば、「真の美」について、少しでもわかるかもしれません。

http://dries-movie.com/

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